5.経営革新課題を抽出して優先順位をつける

以下のようなシートを利用して、SWOT分析で得られた経営革新を実現するための経営革新課題を抽出していきます。ここでのポイントは、「自社の強みと新たな事業機会」を中心に考えることです。次に、経営目標を実現するために取り組むべきテーマを重要度と時間軸の観点から経営課題の優先順位をつけます。

kadaichusyutu.JPG

また、独自に開発した技術やサービスやブランド力などの競合他社に対する強み(参入障壁など)は、経営改革を進める上で重要なポイントです。後から参入してくる他社に簡単に真似をされないようにしましょう。

6.具体的改革策を立てる。
経営改革実現のためには、マーケティング戦略立案や新規事業の進出及び仕入先の見直し等が考えられ、以下に示す5W2Hの観点から具体的な経営革新プランをまとめていきます。

5w2h.jpg

 

7.損益計画、経費計画、資金繰り計画等を立てる
3年程度の損益計画、経費計画等計数計画を策定します。ポイントは、無理な売上計画を排除し、利益確保ができる計画を策定することです。売上増加に頼り数字上だけで売上総利益のアップを計画しても実現できない事例が多いです。

(1)必要な利益を確保し費用をまかなうにはどれくらいの売上高を確保すべきかを下記の計算式を利用して計算します。

bepkeikaku.JPG

(2)業種や地域の特性、競合状況などを加味して売上高の予測を行いますが、以下に代表的な計算方法を紹介します。
@従業員一人当り売上高×従業員数 
A坪当たり年間売上高×売場面積 
B一世帯当たり年間消費額×商圏内世帯数×目標占有率
C中小企業庁の「中小企業の財務指標」などを用いる。例えば飲食業、理美容業などサービス業関係業種の場合は「単価×設備単位数(席数)× 回転数」という計算式です。

(3)必要売上高と予測売上高の整合性をチェックして実現可能性を検証します。


8.経営改革計画を実行します
具体的改革策について、「誰が」、「何時までに」、「何をするのか」を決め実行に移します。社長自ら実行する態度を見せることが計画達成のポイントになります。

9.進捗管理を行います
経営改革計画の検証(Check)にあたります。進捗状況を検証し、計画との乖離が大きい場合は、原因の把握と追加改善策(Action)が必要になります。また、徹底した計数管理も必要になります。