3.経営環境及び自社の強み、弱みを分析(SWOT分析)する

企業を取り巻く経営環境についての分析対象は、一般に国内及びグローバル経済の動向、企業の属する業界、市場、同業他社の分析、技術動向といったものがあります。これらの外部環境は、企業努力ではコントロールできません。ここでの予測精度を高めることは、経営革新計画全体の精度を高める上で非常に重要な意味を持っています。分析にあたっては、できる限り具体的なデータを用い、勘による分析を極力排除する姿勢が望まれます。自社の強みは「顧客はなぜ取引してくれるのか?」という視点でとらえましょう。

SWOT分析例(酒販店の場合)

 強み
・業界ネットワークが確立されている
・計数管理を行っている
・社員の定着率が確立している
・経営理念、職場目標の伝達が良好
・社員のコミュニケーションが良好
・財務内容が良好である
 弱み
・有名蔵元日本酒仕入ができない
・各部門でのシステムが統一されていない
・顧客管理が有効になされていない
・情報の共有ができていない
 機会
・消費者ニーズの多様化・多品種化
・インターネット販売の台頭
・酒販店衰退によるの販売機会増加
・EOS・EDIの導入による経営効率化
・消費者のまとめ買い傾向
・安価な輸入品の販売機会の増加
脅威
・H15年酒類販売免許(小売)の廃止予定による競合先の増加
・スーパーなどの酒類販売参入による価格低下
・酒類の消費伸び悩み
・低価格商品の伸び率増加
・酒販店の衰退による卸売の減少

また、競争分析の手法として広く知られている「競争戦略の5つの要因分析」という手法がありますので是非活用してみて下さい。具体的には、@業界内のライバル競争、A新規参入の脅威、B代替品の脅威、C売り手の交渉力、D買い手の交渉力、の5つの視点で事業を取り巻く環境を分析していきます。